主な眼瞼下垂症の治療法について

眼瞼下垂症は、上まぶたの位置が正常よりも下がっていて瞳孔にかかって視野障害を生じている状態です。
色々な原因がありますが、主に加齢などの原因により、上まぶたを持ちあげる筋肉(上眼瞼挙筋、ミュラー筋)の力が、瞼板(まぶたの中にある硬い芯のような組織)までうまく伝わらないことによって生じます。
眼瞼下垂症の治療法には、大きくわけて点眼薬と手術があります。いずれも上まぶたを持ちあげる力を強めることによって、眼瞼下垂による症状を改善させます。
治療法
| 治療法 | 概要(特徴、使い方、副作用など) | 費用目安(税込) |
|---|---|---|
| オキシメタゾリン 点眼液 |
上まぶたを持ちあげる筋肉(ミュラー筋)を縮める作用のあるオキシメタゾリンを主な成分とする目薬です。 1日1回点眼であり、点眼後すみやかにまぶたを上げる効果が期待できます。 効果は、通常翌日には消失しているため、継続して点眼する必要があります。 副作用として、まぶたのかゆみを感じることがあります。 点眼による改善が十分でない場合は、手術を検討します。 |
点眼薬 5,000円 別途診察料がかかります |
| 眼瞼下垂手術 |
手術によって上まぶたの位置を矯正する方法です。皮膚切開し、まぶたの中のゆるんだ筋肉を露出させ、瞼板という固い組織に固定します。 一度手術をすると効果は長く続きますが、数年で元に戻る事もあります。 手術後にまぶたに痛みを感じることがあります。また、内出血したり、まぶたが腫れて目立つこともありますが、時間の経過とともに改善します。 合併症として、まぶたの上げすぎによる兎眼(まぶたを完全に閉じることができない状態)やドライアイ、結膜の炎症などが生じることがあり、場合によっては手術をしない方が良い事もありますので医師とよく相談してください。 挙上が不十分であったり、再発した場合は再手術が必要になることがあります。 |
健康保険3割負担で 片眼23,000円ほど 健康保険1割負担で 片眼7,800円ほど |
アップニーク®ミニ点眼液0.1%による眼瞼下垂の治療について

後天性眼瞼下垂は、加齢などのさまざまな原因によって上まぶたの筋肉の力が伝わりにくくなることで、引き起こされます。
アップニークミニ点眼液0.1%(有効成分:オキシメタゾリン塩酸塩)は、まぶたを持ち上げる筋肉のひとつであるミュラー筋を収縮させる作用があり、軽度から中等度の眼瞼下垂によるまぶたの開けづらさを改善する点眼薬です。
日本で初めて承認された眼瞼下垂治療用の点眼薬で、手術を行わずに治療できる選択肢として注目されています。
すべての眼瞼下垂に適応となるわけではなく、症状によっては手術治療が適している場合もあるため、診察した上で適応を確認しながらご案内いたします。
以下の項目にあてはまる方は、必ず医師にご相談ください。
- 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
- 心血管系疾患がある
- 閉塞隅角緑内障である
- 妊娠または授乳中である
- 他に薬を使っている
治療方法について
通常は1日1回、片眼につき1滴点眼します。
点眼後、数分間程度でまぶたが開きやすくなる効果が期待されます。
症状や目の状態を確認しながら使用を継続していきます。
効果は、通常翌日には消失していますので、継続して点眼する必要があります。
副作用について
副作用として、点眼後にまぶたのかゆみを感じることがあります。
また、点眼後、一時的に目がかすんだり、まぶしく見えたりすることがあります。
治療スケジュール・費用
検査後、適応と判断されれば治療開始となります。
治療継続中は定期的に有効性、安全性のモニタリングを行います。
治療は事前予約が必要です。
-
初回
診察・検査費用(3,000円)+点眼薬費用(5,000円/30本・箱)
検査項目:眼圧 診察 -
2回目
(初回から1ヶ月後)診察・検査費用(2,000円)+点眼薬費用(5,000円/30本・箱)
検査項目:眼圧 診察 -
3回目
(初回から4ヶ月後)診察・検査費用(2,000円)+点眼薬費用(5,000円/30本・箱)
検査項目:眼圧 診察※3回目の治療以降は3ヶ月毎の定期的な通院が必要です
※アップニーク®ミニ点眼液0.1%による治療は自由診療です。
副作用等で治療を中止した場合でも、一旦処方した点眼薬については原則、返品・返金に応じることは
できないので、あらかじめご了承ください。
