眼瞼下垂

眼瞼下垂とは上まぶたが正常の位置より垂れ下がってしまう状態をいいます。
原因は様々ですが、加齢あるいは長年のコンタクトレンズ装用により、瞼を上下させる眼瞼挙筋の腱膜が傷ついたために生じることが多いとされています。
視野が狭くなるため無理に眼瞼を持ち上げようと常に過度な負荷をかけてしまい、慢性的な強い肩こりや頭痛を起こしやすい傾向があります。また、額の深いシワができやすくなり、外見上にも影響を与えます。
下垂の程度や症状などから診断し、日常生活への支障があれば手術を考慮します。
手術は健康保険適応となり、日帰り手術が可能です。
眼瞼下垂の原因
先天性眼瞼下垂
先天的に眼瞼挙筋(上眼瞼を収縮させる筋肉)や神経の機能異常があり、上眼瞼が十分に開かず眼瞼下垂となる場合があります。
(放置した場合、弱視になる事があるので、早期発見、早期治療が必要です。)
後天性眼瞼下垂
大人になってから発症する眼瞼下垂の多くは加齢によるものです。
ただ、コンタクトレンズの長期使用や、重症筋無力症、脳動脈瘤や、顔面神経麻痺など、様々な原因があります。特に急に発症した眼瞼下垂に関してはできるだけ早期の受診をお勧めします。
施術について
| 項目 | 詳細内容 |
|---|---|
| 治療内容 | 眼瞼周囲に局所麻酔の注射を行い、30〜45分(片側)程度で終わる手術です。 眼瞼を切開して、眼瞼を挙上する筋肉を適度な位置に固定しなおすことで、上眼瞼を矯正します。 皮膚の余りや脂肪が多い場合は同時に切除します。 |
| 治療回数 | 片眼通常1回(1週間後に抜糸します。経過観察のための通院があります) |
| 費用 |
健康保険適用の自己負担額の目安(3割負担の場合)
片側:約20,000〜30,000円程度両側:約40,000〜50,000円程度 ※初診料・再診料、診察料や薬剤費などが別途加算されます。
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| リスク・ 副作用 |
手術後は一時的に腫れたり紫色に内出血することもありますが、1〜2週間ほどで徐々に改善していきます。 |
症例写真
患者様の状態等により、治療等の結果は異なる場合があります。
手術前

手術後

眼瞼内反症

生まれつきまぶたの皮膚が余り気味だったり、加齢に伴うまぶたのたるみなどが原因で、まぶたが内側に向いて、まつ毛やまぶたの皮膚が眼球に直接当たっている状態を指します。
眼瞼内反症(逆まつげ)を放置すると、眼球が傷ついてしまい、角膜炎や結膜炎、視力低下などの原因となる場合があります。
ゴロゴロとした異物感、眩しさ、流涙、めやになど、眼瞼内反症(逆まつげ)の兆候があれば、早めにご相談ください。
治療について
眼瞼内反症を根本的に改善するには手術が必要です。手術は基本的に保険適用となります。
主な手術の方法としては、埋没法、切開法などがあります。
患者さまのまつ毛やまぶたの状態を総合的に観察・判断した上で、適切な術式をご提案いたします。
施術について
埋没法
| 項目 | 詳細内容 |
|---|---|
| 治療内容 | 医療用の細い糸をまぶたの裏側から通し、まつ毛を押し下げている組織(眼輪筋など)や皮膚を固定して、まつ毛が外を向くように誘導します。 |
| 適応 | 主に加齢性(退行性)の下眼瞼内反症や、皮膚の余りが少ない軽度の症例に適しています。 |
| 治療回数 | 片眼通常1回(抜糸はしません。経過観察のための通院があります) |
| 費用 |
健康保険適用の自己負担額の目安(3割負担の場合)
片側:約5,000〜10,000円程度両側:約10,000〜20,000円程度 ※初診料・再診料、診察料や薬剤費などが別途加算されます。
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| リスク・ 副作用 |
腫れや内出血は術後2〜3日がピークで、1週間程度で目立たなくなることが一般的です。 時間の経過とともに糸が緩んだり外れたりして再発する可能性があります。 |
切開法
| 項目 | 詳細内容 |
|---|---|
| 治療内容 | まぶたの皮膚を切開し、まつげが外側を向くように調整・縫合する手術です。 |
| 適応 | 埋没法では再発してしまう方、まぶたの皮膚のたるみや脂肪が多い方、加齢による下まぶたの緩みが原因の方。 |
| 治療回数 | 片眼通常1回(1週間後に抜糸します。経過観察のための通院があります) |
| 費用 |
健康保険適用の自己負担額の目安(3割負担の場合)
片側:約8,000〜13,000円程度両側:約16,000〜25,000円程度 ※初診料・再診料、診察料や薬剤費などが別途加算されます。
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| リスク・ 副作用 |
腫れや内出血は術後2〜3日がピークで、1週間程度で目立たなくなることが一般的です。 また過矯正による外反や再発の可能性があります。 |
眼瞼下制筋前転法
| 項目 | 詳細内容 |
|---|---|
| 治療内容 | 主に下眼瞼内反症(逆さまつげ)に対し、下まぶたを引き下げる筋肉(下眼瞼牽引筋)の弛緩を修正して瞼板に再固定する手術です。 |
| 適応 | 高齢者に多い下眼瞼の弛緩・加齢性内反症。 |
| 治療回数 | 片眼通常1回(1週間後に抜糸します。経過観察のための通院があります) |
| 費用 |
健康保険適用の自己負担額の目安(3割負担の場合)
片側:約13,000〜18,000円程度両側:約25,000〜30,000円程度 ※初診料・再診料、診察料や薬剤費などが別途加算されます。
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| リスク・ 副作用 |
腫れや内出血は術後2〜3日がピークで、通常1~2週間週間程度で目立たなくなることが一般的です。 また過矯正による外反や再発の可能性があります。 |
症例写真
患者様の状態等により、治療等の結果は異なる場合があります。
手術前

手術後

麦粒腫、霰粒腫

麦粒腫
麦粒腫は黄色ブドウ球菌などの細菌が原因となった急性化膿性炎症で、通常痛みを伴います。
霰粒腫
霰粒腫はまぶたの縁にある脂の腺(マイボーム腺)が詰まり、まぶたの中で肉芽種と呼ばれるしこりができます。通常痛みを伴いません。
治療について
麦粒腫
抗菌点眼薬や抗菌軟膏などで治療を行いますが、膿がたまった場合には、切開して膿を出す処置を行うこともあります。
霰粒腫
点眼薬や軟膏で炎症を抑えますが、すぐには治らず数ヶ月かかる場合もあります。しこりが大きい場合や早く治したい場合は手術で取り除きます。
